ベイシングレコード BATHING RECORDS

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2021.02.23

DEAN WAREHAM

年が明けてまったくブログを更新してませんでした。
すんません。何をやってるんだ俺は。

おかげさまで今日で開店から二か月経ちました。
新聞以外にテレビや雑誌等でも取り上げていただき、本当にありがたいことです。取材していただいた関係各所の皆様、本当にありがとうございました。
そのおかげか、買取も少しずつ増えてきました。本当にありがたいことです。買取でお持ちいただいた皆様、本当にありがとうございました。

知り合いや常連さんも少しずつ増えてきて、ちょっとずつはこの町に店が知られ始めたのかなーという実感があります。
ただDJやバンドマンの皆様には大変助けられているのですが、それ以上に普通に生活している音楽好きな一般の人にどうやったらもっと届くのか。これからはそれを考えていかなければならないなーと。まだまだ頑張らないとなー。

ところでウチに割とよくいらしていただいてるお客さんの年齢層としては、だいたい私と同い年前後か3つくらい上の方、いわゆる中年層の方が多いのですが、そういう方と話していて最近気付いたのが、遂に音楽を熱心に聴く中年層がパンクとかニューウェーヴを聴く層に移行したんだなーということです。
まあこういう仕事をしていて長いので思う部分なのですが、かつての中年層のお客さん達のコアはやはり60年代だったり70年代のロックとかソウルとかだったんですよね。店で散々ビートルズやストーンズ、アメリカンロック全般やスタックスやハイ・サウンドについての話をお客さん達としてきました。
だけど今では圧倒的にネオアコとかニューウェーヴの話をすることが多い。クリエイションとかラフトレードとか。スタカンとかアシッド・ジャズとか。まあ、自分がそうですからね。当たり前の話ではあるのですが。
しかしかつてはど真ん中に対してのオルタナティヴみたいな立ち位置だった音楽たちが、今ではある種の主流と化しているのはなかなか感慨深いものがあります。

かつてギャラクシー500というバンドがおりました。
アメリカで結成され実質たった4年しか活動しませんでしたが、ひたひたの深いエコーに満たされた幽玄的な世界観はその後のインディーロックに多大な影響を与え、シューゲイザー界隈等多くのフォロワーを生んだのは皆さんご存知の通りです。
そのギャラクシーのヴォーカルだったのがディーン・ウェアハムという青年で、彼はギャラクシー解散の後、ルナというバンドを立ち上げます。
私はギャラクシーも当然好きでしたが、何よりルナが好きだったのでその後の活動も熱心に追いかけていたのですが、いわゆる周りのインディーロック好きな人たちと話していてもギャラクシーは好きでもルナが好きだという人にはあまり出会えず、いつも寂しい思いをしていました。

ところが今回店を開いてみたら、いるわいるわルナのファンが。びっくりです。
オープン時に抱えていたルナのレコードも結構出したのですが、ほとんど売れてしまいました。マジでびっくりです。
中には来日中のディーンにH&Mだかユニクロだかで会って話をしたという方もいらっしゃいました。
本当に失礼な話なのですが、まさか大分県でこんなにたくさんの同好の士に出会えるとは思いませんでした。
最高です。ルナ好きでよかったなー。

そんなこんなで引き続きお店の方頑張ってまいります。
ウチは三階ですし、なかなか入りづらいとは思いますが是非一度いらしてみてください。
客商売でこんなこと言ったらダメなのは百も承知なのですが、まあ買うもんなかったら何も買わなくても勿論大丈夫です。
むしろ無理して買わなきゃプレッシャーの有るレコ屋の方が辛いですからね。それは常連の皆様も同様です。
これぞ、というものがありましたらその時は是非。ふらっと立ち寄り、ふらっと立ち去るお客様も大歓迎しております。

介護日記でもある当ブログ。親父の方は次の施設探しで悪戦苦闘中なのですが、その話はまた次回にでも。
それでは。