ベイシングレコード BATHING RECORDS

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2020.11.27

ブルース・スプリングスティーン

乙です。
超えるべき大きな壁を二つ越え、ようやく始まった感じになってきました。
まあ、まだ最大の壁が残ってるんですけどね。それを越えないと開店できない。
なんとかなるかな。なんとかなりますように。

そして今月は各方面で、友人や先輩方の世話になりまくりの月でありました。
今日からは静岡からウチの夫婦の結びの神でもある、スーパー大工が登場。早速のスーパー・スキルと専門的ナレッジの嵐に私の眼はハートマークが付きっぱなし。明日からの本格的な着工が楽しみです。
サイトやデザインをお願いしている友人チームの方でも、いよいよデザインの骨格が見え始めこちらもキュンキュンする出来。おっさんのセリフとしてはどうかと思いますが、マジで超かわいいよ。
商品の方も前職の方々に大変お世話になりました。先行して独立された先輩にも色々教えていただき、ほんと感謝だらけです。
皆さんありがとうございます。

しかしこんなに周囲から応援してもらいながら、私のマインドはやはり不安でいっぱいだったりもします。
バイトも入れれば25年くらい同じ会社で働いていたので、自分が独立するというのがいまだに信じられません。
もちろんそれは楽しみなことでもあるんだけど、なんだか後戻りできないチキンレースでアクセルを踏み込んでしまった恐怖感があります。「そんなんでどうすんだよ」と俺の中の長渕剛が語りかけてきますが、本当だからしょうがない。

最近よく聴いてるのはブルース・スプリングスティーンです。
もともと好き嫌いがそんなにないので、大人になって食べられるようになったものというのは実はそんなに無いんですが、大人になって…というより正確にはジジイになって聴いて腑に落ちる音楽というものは俄然増えました。その中の筆頭がブルースです。
ディラン・フォロワーのフォーク・ロックの青年が綴ってきた唄たちはまさしくアメリカの血の通った良心で有り、心の叫びでもあります。1973年のデビュー作から割と一貫した世界観で貫かれた数々のアルバムたちですが「明日なき暴走」「闇に吠える街」「ザ・リヴァー」は特に素晴らしい。映画のようなストーリーで描かれた数々の名曲たちに、自分たちのクソみたいなリアルを投影する多くのアメリカ人たち。そんな彼等にブルースの唄は支えられてきました。
誰も歩いていないような大分の田舎の夜の道を運転しながら聴く「レーシング・イン・ザ・ストリート」や「サンダーロード」は、若き日々に聴いた時とは違う表情をこちらに向けてきます。諦めとため息を飲み込んだ音楽。爆発と静寂が混在した圧倒的に濃いエモーション。
「敗れ去った見知らぬ全ての者と、プロミスドランドを目指して進むホッドロッドエンジェルへ。
今夜俺の彼女と俺は海へ車で行き、俺達の手から罪を洗い流す」
こんなのライヴでみたら泣くどころか失禁するかもな。

ちなみに長渕剛の曲にもどれとは言いませんが、ブルースの曲にそっくりな曲が有ります。
けどツヨシいいんだよ。
その気持ちはよく分かる。あれはマネしたくなる。